2003年6月末から進めてきた「中古自転車をスリランカ・バタポラ村へ送るプロジェクト」が遂に実現しました。

廃棄処分されるところの36台の放置中古自転車を寄付してくださった茅ヶ崎市安全対策課をはじめ、 湘南工科大学のみなさん、川口金属(株)、仲間・友人たち…、とたくさんの方々の暖かいご協力をいただき、9月20日出航の「ピースボート」に積むことができました。 ピースボートのコロンボ到着に合わせて、AKI も 10月9日、スリランカへ。
MIDORI Foundation の行事参加、Tea factories 訪問、一周年記念グッズ買い付けなど、有意義な滞在になりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 2003年10月10日 

《中古自転車に関税が!》

おかげさまでシンガポール乗継ぎで無事着きました。
やはり遠いですね。
以前住みなれた所ゆえ、我が家に戻ったような気もします。
きれいな満月に迎えられ幸運でした。
キッチリさんの家で月を見上げました。

ところで、スリランカは満月の日は休日なので、税関手続き等ができず
今日は朝から事務所でばたばたしていました。
ドネーションにもかかわらずやはり税金が、かなりかかってしまうとのこと。
税額を低くしてもらうためにはスリランカ政府側からの依頼状ごときものを、と要求され
対応に追われましたが、今やっと目途がついたところです。

関税が4万ルピーかかるといわれたところを書類を取り寄せ、何とか2万7千ルピーまで
減額してもらいました。
何とか今日中に受け取るべく、皆全力で臨んでいます。

やはりこちらが予想するようにスリランカサイドはスムーズに動かないようです。
何かと予想外のお金や時間がかかります。
今後の課題が見えてきますね。

明日午後、式典らしきものが予定されています。
この国は式典が好きな国なのです。

自転車に関してはまた追ってご報告させていただきます。

それでは、また!

 

▼バタポラ村へ自転車輸送中



 2003年10月13日 

《バタポラ村での式典》

11日(土曜日)、午後3時半から2時間半にわたり、式典がバタポラ村の学校のホールで行われました。(ホールと言うと皆さんは立派なものを想像されるでしょうね・・・)
MIDORI Foundation 主催によるものです。

奨学金の授与式、学業とスポーツの分野で優秀な成績を修めた生徒の表彰式、村で以前より社会的に活躍された二人の長老への感謝状、また現在 MIDORI FOUNDATION  の活動に積極的に参加活躍している人々への奨励賞などが、今回の中古自転車の贈呈式と同時に行われました。

自転車の配布先は村の人たちと話し合って決めたそうです。
こういう催しはこの村では初めてだそうです。関係者の他に、この地域のお坊さんをはじめ、この地方出身の大臣も参加され、大勢に見守られ、無事式典が終了しました。


最近日本であまりかしこまった式典に出席したことのない者にとっては、2時間半が5時間近くに感じられました。

終了後は大勢の人たちから素晴らしい式であったと、とても嬉しそうな感想を聞きました。
企画準備された方々の苦労が報われた瞬間だと思います。

早速次回を期待されています。

▼式典、バタポラ村の学校ホールにて

終了後はバタポラ村から30分ぐらい離れた海岸にあるリゾートHTLに泊まり、リラックスしました。
インド洋の優しい潮風と潮騒の音、月の光で黒く浮き出たやしの木々のシルエット。
人影もなく静かで素敵でした。

今回、受け取りの際に予想外のことが起こりあわててしまいました。
何事も体験して初めてわかることが多いですね。
きっと次回に生かせるでしょう。

まずは無事届けることができましたことをご報告させていただきます。

ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

* 水曜日と木曜日には、ヌワラエリヤのマハヴェリと、コットマレの Tea Factories へ行く予定です。 それでは、また!

 

 

 2003年10月15日 

《マハヴェリ紅茶工場訪問》

15日(水)、レンタカーでまだ暗い中、朝5時半にコロンボを出てマハヴェリの紅茶工場へ向かいました。
途中、朝焼けで染まる空を眺めながら快調にハイスピードで車を走らせました。

もちろん私が運転したわけではありません。
MidoriFoundation のスタッフの Lokuriyana さんが、スリランカ風に猛スピードで、がたがた道でも飛ばして運転するのです。
もう一人、ティーシャクティー(小規模紅茶農園協会?)の Assistant General Manager のアヴィラッポラさんも同行してくれました。


▼Kithulgala Restaurant にて

途中、映画 「戦場に架ける橋」 のロケ地に使われたHTL レストランで朝食をとりました。
以前ヴィデオで見ましたが、確かに映画のワンシーンを思い出しました。

コロンボと比べ空気もヒンヤリとして川の流れも美しく素晴らしい眺めでした。
対岸に小さな村があるのですが橋がなく、小さな渡し舟で子供達が学校に行くために渡っていました。雨の日や川の流れが激しい時は当然、学校には行けないとのこと。

目的地のマハヴェリ紅茶工場に、9時半着。

工場長のヌガピティヤさんは、2年前に南のホラナ紅茶工場を訪れた時にお会いしていた方で、こちらの工場に転勤されていたのでした。
これもまた何かの巡り合わせですね。

ホラナ工場でも彼の業績でコロンボの紅茶オークションで高い評価が得られたと聞いて印象に残っていました。
今回も、彼が転任してから先月、今月と Mahaweli の FBOPF がオークションで高く評価されたとのこと。工場内にいい意味での緊張感が有りました。
彼のリーダーシップと人間性にひかれて、皆が一丸となって働いているようでした。
スリランカではとても珍しいことです。彼はまだ若いので今後の活躍が楽しみです。

そのような工場から紅茶を取り寄せられることをとても嬉しくおもいました。

▼Mahaweli Tea Factory の全景
  
▼工場内で(左が工場長)
  

工場長のヌガピティヤさんは、お昼はいつもご自宅に戻られるとのこと。
私達3人をお昼に招待してくださいました。
私は出来立ての評価の高いFBOPFを購入し、工場を後にしました。
お昼の前に、今度は Kotmale 紅茶工場へ向かいました。

《コットマレ紅茶工場訪問》

Kotmale は車で40分ぐらいの、一山越えたところに有りました。
途中小さな滝をいくつか見ながら、がたがた道をどんどん登っていきました。
もちろん紅茶畑があるのですが、途中に多くの野菜畑が目に付きました。

▼コットマレ紅茶工場

▼茶畑で働く女性たち

たどり着いた頂上に、Kotmale の工場がでんとしていました。
Mahaweli 工場より大きいとのこと。
Tea Shakthi が管理している12の工場の中で一番高地にある工場だそうです。

太陽が燦燦と輝いているにもかかわらずちっとも暑くないのです。
4000ft  あるとのこと。
涼しいはずです。

ここで生産される紅茶はハイグローンティー。
それゆえ水色もマハヴェリより薄く、高貴な味と香りがするわけですね。

時間がお昼に近かったせいか仕事がだいぶ終わっていたのでしょうか・・・・?
工場内の雰囲気は Mahaweli とはだいぶ違っていました。
今回は FBOP special を購入し工場を後にしました。 

《マハヴェリ工場長ヌガビティヤさん宅訪問》

山から下りる途中、日本のODAが建設中? あるいは建設した 「Kotmale ダム入り口」 を通り過ぎ、ガンポラにあるヌガピティヤさんのお宅へ向かいました。
偶然ですが、MIDORI Foundation
の Kithsiri さんの紅茶畑の近くでした。
奥様の手料理をご馳走になりました。どれもとてもおいしく頂きました。
今回の旅で初めてご馳走になった家庭の味でした。

ご主人は、毎日このようなお昼を食べておられるとのこと。幸せ者ですね。
食後に、日本から持っていった日本茶をいれて差し上げました。
やはり、お口にあわなかったみたいです。
色は綺麗な緑に出ましたが、紅茶に比べ、渋みが多いようです。


お茶話も弾みましたが、今日中にコロンボに帰ることになったため再会を約束して、後にしました。

《帰途》

途中、Kithsiri さんの紅茶畑も見てきました。2年前に比べだいぶ茶畑が広がっていました。
あと1〜2年もすれば立派な紅茶畑になりそうです。
以前立派に見えた、道路を挟んだ反対側の、政府が運営している茶畑のほうが荒れていました。

聞いた話では現在スリランカの紅茶はあまっているとのこと。イラク戦争で中東への輸出が滞ってしまったとか。いろいろなところに戦争の影響が出ています。

2年ぶりに訪れた茶畑の澄み切った空気と、素晴らしい眺めを満喫して、帰途につきました。
ガンポラの街を通りすぎ、キャンディー経由で、コロンボに戻りました。

夕食は、途中 Lokuliyana さん宅でご馳走になりました。
突然の訪問にもかかわらず、奥様が快く迎えてくださいました。
いろいろ必要な寄り道をしたため、家に戻ったのは、遅い23:30でした。
朝早くからずーっと運転してくれた Lokuliyana さんに感謝の気持でいっぱいです。

スリランカの人達は信じられないくらい本当にタフですね。
ただ難点が一つ、この国には予定というものがないようです。

もうすっかり慣れてしまったというか、私自身も同じ仲間になっているような気もします。

ハードな一日でしたが充実していました。
今日出会った皆様に心より感謝いたします。

コロンボへ帰る途中スタッフが、ドリアンを3個買いました。
  車の中はドリアンの匂い。毛嫌いされるほどの匂いではないと思うのですが・・・。




BACK

 

 DEEPTEA AKI  〒251−0038 神奈川県藤沢市鵠沼 Tel&Fax:0466-23-6299